オベ・アンダーソン

早朝にトルコ人親子がシワスで降りる。二度寝する。マラティアに1時間以上遅れて着く。早速、レンタカー事務所に向かうが、誤ってレンタカーを昨日から予約していることになっており、連絡なしに1日我々の到着が遅れたので他の人に車を貸してしまっていて、車が無いと言う。妻は昨日から借りていたのだから、その車は我々のものであると強硬に主張して、先方も態度を硬化させてしまった。その間にAVISのトルコのカスタマセンターに電話をして、事情を話し、事務所の人と話てもらう。何とか代車を手配してくれた。

マラティアの市内で食事をしてネムルットに向かう。ほとんど未舗装路だ。途中でお店があったので、買い物ついでにトイレを借りた。すると家に上がって茶を飲んで行けという。子供達や奥さんや、おばあちゃんまで出てきてくれて、身振り手振りで意思の疎通ををはかる。1時間ほどお邪魔してしまった。とりあえずSincikという街を目指す。目印が無いので、15分から20分置きに出会う人や車に訊いて道を確認しながら行く。誰も来ない道で立っていた老人を乗せる。トルコ人への恩返しだ。借りたFiat LineaにはASRというトラクションコントロールがあり、安心してアクセルを踏める。気分はスターレットを駆るオベ・アンダーソン。

マラティアから3時間でネムルットにたどり着いたが、日没はわずかに逃してしまったようだ。ホテルをキャンセルして、ネムルットの麓のホテルに泊まる。電車で一緒になった日本人男性と再会。カイセリで日本語の先生をされているそうだ。