スタンプラリー

8時起床。エレベーターを出てからレセプションまで小走りして、一番乗りでチェックアウト。エレベーターで同乗の若者にタッチの差で会計を済ませたことで妻が気を良くしていた。

コンクール会場に9時過ぎに行き、前半のチケットを購入する。高かったが、2階で審査員の後ろの席だった。僕の好きな演奏はなかったので残念だったが、審査員を観察出来て面白かった。中国人のFou Ts’Ongはペンを転がしたり、隣のダン・タイ・ソンに話しかけたりと落ち着きがない。アルゲリッチ先生は隣のネルソン・フレイレに「あの人だれかに似ていない?」系の話をしているようだった。また、妻によるとアルゲリッチ先生はプログラムをパラパラマンガのごとく開けたり、客席の寺尾聡のようなラテンの男性と何やら目配せしていたそうだ。置き物のごとく椅子に座って、演奏中メモをまったく取っていない年配の審査員もいた。ダビドビッチ女史はテーブルの上で自分が演奏することに夢中のようだった。審査員も人の子でつまらない演奏だと飽きてしまうようだ。2chのオタクの人たちのほうがはるかに細かく演奏を聴いていると思う。

第1ラウンドの時に話をした日本人女性と再び話す。審査員との写真を撮ってあげた。なかなかもらえないアルゲリッチ先生のサインももらえてすべての審査員のサインが揃ったと喜んでいた。

ホテルに戻って荷物をとって、駅へ向かう。韓国弁当を食べてクラコウへ電車で向かう。タクシーで空港へ。12時にエジンバラに戻って来た。暖かい。Trading Regime Analysisは遂に読了。