アムラン選手

オーストリア一旨いと言われているらしいアップルシュトゥルーデルを食べに小さな町に行く。ハルシュタットで塩鉱を見学。滑り台が楽しい。

今日はアムラン。アスリートのようだった。ノーネクタイで登場し、分厚いタオル(バスタオル?)をピアノの上に置き、約30分というアルカンの長い1楽章が終わると首をぐるぐる回していた。終了後にサイン会があったので、泣く泣く高いCD(25ユーロ)を買って、早めに妻と横に並んで左右からの横入りをブロックした。結構押し合いへし合いで大変だった。「人類は月に行ってないかもしれないけど、人類はアルカンの曲を弾くことに成功した」と英語で言うつもりが、いざ本人を前にすると緊張して言えなかった。Tシャツにジーンズといったグラビアアイドルのサイン会に居そうなおたくの日本人青年がゴドフスキーの楽譜とアムランの伝記にサインをしてもらおうと並んでいたのが印象的だった。

遅い夕飯を食べる。茹でたビーフが旨い。