KLMの古い機体

7時20分のタマプラ発のバスで成田へ。ドトールで軽く食べて、飛行機に乗り込む。満席なので希望した通路側がとれなくて不安だ。僕はトイレに行くのに不自由なのは嫌だからだ。機体が古いので若干前後の座席間隔が広いこと以外に良いことはない。機内エンターテイメントシステムがないので帰りに観ようと楽しみにしていたAtonementやCloverfieldが観られない。みんなで天井にぶら下がっている数個しかないスクリーンを観るのだが、そのスクリーンが小さくて首がいたくなる。おまけに音が悪く、そして最悪なことに僕のチャンネルは常にザッピングし続けるのだ。

というわけで横の人とおしゃべりを楽しんだ。通路側の女性は尺八に興味を持って来日して以来、在日25年のアメリカ人女性。ご主人はプロの尺八演奏家の素川欣也氏なんだそうだ。今回はアメリカに住んでいる写真家の妹さんかお姉さんとハイランドを回ると言っていた。僕より早い便でエジンバラに行くので街への行き方などを教えてあげた。

窓側はアイルランドに一人旅をする独身女性。キングクリムゾンなどの音楽の話で盛り上がった。しかし最近は関ジャニ8という男のアイドルグループのおっかけで国内旅行をすることが多いと言っていた。浅尾美和のDVDを買ってしまう僕に近いものがある。

スキポールに着いたので便を早めて貰おうとカウンターに行くが、荷物をチェックインしているのでそれは無理なんだそうだ。するとふと具合が悪いことに気がつく。急に悪寒と腹痛が襲ってくる。寝ている間に体が冷えていたのだろう。とりあえずシャツを買って(安いのがなくてショックだった)上に羽織り、薬を買って、ラウンジですぐに横になる。友人に教えてもらった有名な鰻の燻製を買うことができなくて残念。

エジンバラは寒い。また体が冷えるのも嫌なのでタクシーで帰る。帯を渡そうと忍者氏を呼ぶが、フライトの変更で明日になった。片付けもそこそこに寝る。