Fasten your SEATBELT?

いつもより早めに出勤して指数の値動きを観察する。アジアは安いが、昨日のロンドン時間で取引されていた先物の水準からすると、さほど大惨事というほどでもない。ヨーロッパが落ち着きはじめる。会議中に妻から電話があったので、自社株を目をつぶって買うように勧める。なんと昼過ぎにFEDの利下げで株式が反発する。と思ったら勢いがなくなってくる。アメリカが開き、寄り付きこそ先物に鞘寄せしたが、徐々に上がってくる。今日もしアメリカ株が大きく下がるようでは、金融・財政政策ともに効かないことになり、ロングを一旦解消しなくてはいけなくなるのでスクリーンから目が離せない。今日は欧州、英国、日本が協調して利下げしてもおかしくなかったのだが、タイミングを逸した。後で妻と話したら、口座の開設をしていなかったため、買い注文は出せなかったそうだ。いい買い場を逃したかもしれない。

午前中に日本株のファンドマネージャーと電話で話す。今悩んでいない人はいないだろうが、彼女もポートフォリオの構築に悩んでいた。僕は、「日本株は安い。従ってリバウンドが近いうちに来る。そのリバウンドは急激なものになる。そのときに指数に勝つのは難しいので、先物かコールを買うといい。」と勧めた。しかし、彼女のファンドはデリバティブに投資できなかった。そこで、トヨタを買うことを勧めた。シクリカルなので好きではないが、配当利回りで約3%は魅力である。すると小型株ファンドなので買えないという。そこでベンチマークと自分のファンドをバーラモデルなどで研究し、ベンチマークに近づける、ないしベンチマークの直近下げのきつい銘柄を研究してみてはどうかと話した。これは利下げ前の話だが、彼女がこの難しい局面をうまくきり抜けることを祈る。

リバウンドはさほどとれないかもしれないが、NTTなどは50万円程度で拾えばすぐに55万くらいになりそうな気がする。父や義母に勧めてみるか。

夜はFilmhouseで4 Months, 3 Weeks and 2 Daysを観る。1987年のルーマニアが舞台。妻が後で観たがっていたので、感想を控えるが、途中で気分が悪くなった。