スター誕生 - Francesco Piemontesi-
妻が狭いベッドから落ちそうになって目が覚める。まだ5時半だった。部屋が暑くて妻は眠れなかったようだ。窓を開けて二度寝。
11時にチェックアウトして、車は駐車場に置いたまま、Cafe Gandolfiに行き、ブランチ。名物ホワイト・プディングが美味い。僕のスクランブルエッグはちょっと塩味がきつかったが、また行きたいカフェだ。
その後、買い物に行くが、結局僕の帽子をT.K.Maxxで買っただけ。
3時からブレンデルのベートーベンのソナタの解説。高度すぎて僕にはわからなかった。メモを読み上げ、時たまピアノを弾く形式だった。
4時半頃にThaliというインディアンに行く。美味しかった。
6時からFrancesco Piemontesiのピアノリサイタルを聴く。モーツアルトは好きではないので普段は聴かないのだが、Fantasy in Dm, KV397は名曲だ。ショパン、ドビッシーもなかなか良かった。Helmut Lachenmannの変奏曲ではテクニックを随所に垣間見ることが出来た。最後のシューベルトのソナタ959は地味だが美しかった。アンコールの火の鳥、その後のスカルラッティのような曲も素晴らしく、昨晩の口直しが出来た。5ポンドだったので、ブレンデルのついでに聴く事にしたのだが、今年行った演奏会のうち最も感動したコンサートだった。妻も大満足していた。
ホテルに戻って駐車場の暗証番号を訊いて、ショパンを聴きながら帰宅。
ニュースを見ないようにして、録画したATPファイナルを観る。はらはらしたが、フェデラーが優勝。めでたい。妻は結果をネットでチェックして寝てしまった。スポーツ観戦はライブに限る。