たかが英検、されど英検

20数年ぶりに英検を受ける。英国で生活している以上、検定試験を受ける積極的な意味合いはないのだが、単語の勉強のはげみになると思って1級を受験することにした。会場のインペリアルカレッジに行き、受付を済ませてからトイレで未練たらしく単語を覚えてから教室に入ると既に席は埋まっていた。殆どがローティーンだ。科学関係の文章はちんぷんかんぷんだった。リスニングは事前に選択肢を読んでおくようにアドバイスされたが、誤っているものも読むのでかえって混乱した。4時前に終わって、ホテルに帰って昼寝をする。今日はドリームシアターのサウザンプトン公演があるのだが、立ち見だし遠いのでやめた。

6時にボンドストリートのトモエ(巴?)でサーモンイクラ丼の大盛を食べる。7時に妻の友人とウィグモアホールで待ち合わせをして、アンジェラ・ヒューイットのリサイタルを聴く。彼女の足が正面から見える前のはじの席。ピアノはファツォーリだった。ダイナミックな演奏だが繊細さに欠けていたように思う。特にラベル。Rameauは初めて聴いたが、バッハのようだった。近くのパブで一杯飲んでから、ホランドパークでアイスを食べて帰る。

妻に電話で今日の1日について報告する。マークシートをはみ出るのが怖くて、丸の中心から6割から8割しか塗りつぶしていないと言ったら、それでは読み取ってもらえないのではと言われて気落ちする。