まな板の鯉

ヨーロッパ市場はさらに下落したので、いくつかのロングポジションを泣く泣く手仕舞う。売りたいから売るのではなく、下がったから更なる損失を回避するために仕方がなく売るのだ。そして先物でヘッジを少しだけ厚くする。オーバーヘッジになるとスクイーズのラリーで損をしてしまうので、ここのさじ加減が微妙だ。しかし、ここがこの日の底値であった。どうやら皆とリスク許容度が似てきたようだ。

FTの記事で過去5年に4ヶ月しか損をしたことのないヘッジファンドマネージャーが今月は最大の損失を計上するだろうと投資家に書簡を送ったそうだ。月の始めの3週間で3.5%のマイナスということなので血を見ているのは僕だけではなさそうだ。

昼に元仕事のパートナーがオフィスに寄ったので、弁当があったがランチに付き合う。今月のパフォーマンスの件で、「まな板の鯉だからじたばたするだけ無駄」だと励まして(?)くれた。まあ、月曜日に少しでも損を減らすように全力をつくすしかない。

夜はパートナーの先輩の送別会をアフガンキッチンでやる。仲のよい人だったのに突然帰国することになったので寂しい。料理がなかなかおいしかった。帰宅は12時過ぎ。