ファジル・サイ

アライド・テレシスの売りのレポートを書こうと思ったが、相場が動いているのでトレード。マイニングが弱いので、リオティント、アントファガスタ、エクストラータを細かくトレード。結局それらは手仕舞った。再びジョンソン・マッセイを買い始める。マイニングが弱いのは中国の引き締め政策の影響で、銀行が貸し渋りをさせられていることによるようである。だとすると調整も一時的ではない可能性もある。その場合は、ショートは今のところテイラーウッドローしかないので、買いを閉じるか、うまくヘッジしなくてはいけない。

夕方にパートナーと電話で話す。最終面接の会社にヘッドハンターに無断で直接連絡した件で小言を言われる。

夜はファジル・サイのコンサート。僕が最も注目しているピアニスト。トルコ人なので観客もトルコ人が多かった。パートナーのチケットが余ったので、チケットブースのところに立ってダフ屋の真似事をする。15ポンドの券を5ポンドで売った。隣に座って欲しくない人をさけつつ声をかけた。最もその人はインターバルで目をつぶって、鼻歌を歌いながら指揮をしていたのでちょっとマニアな人だったが。曲はまずハイドンが3曲、ラベル、自作の曲。そして、2部は独り春の祭典。事前にもう一人のパートをコンピューターで記録させて、それに合わせて演奏する。素晴らしい演奏であった。フランスが総立ちになったのもうなずける。自作の曲も春の祭典もピアノの中に手を突っ込んでいろいろな音を出していたが、既存の枠にとらわれない天才である。僕のパートナーは保守的なので、サイに対する評価が高くないので、是非この演奏を見て欲しかった。アンコールは叙情的な曲とキラキラ星。サイで唯一気になるのはなぜか観客よりに体を開いて座り、観客目線なこと。あと演奏中に歌うのは出来るならやめて欲しかったな。久しぶりに手が痛くなるまで拍手をした。
ちなみにピアノはベーゼンドルファーだった。華やかな音が特色であろうか。

アライド・テレシスのレポートは結局1時過ぎに送る。その後新たな東京のヘッドハンターと電話で話す。ちょっと気分が高ぶったので眠れない。